世界幸福度ランキング2019発表。日本は何位?順位推移は?その理由は?

FNNによりますと、

世界の「幸福度」ランキングをまとめた国連の報告書が発表され、日本は、2018年より順位を4位下げ、58位だった。

国連が20日に発表した2019年の国や地域別の幸福度ランキングによると、156カ国の中で最も幸せな国はフィンランドで、2年連続で1位となった。

2位はデンマーク、3位はノルウェー、4位はアイスランドと、上位4位を北欧諸国が占めている。

日本は58位で、2018年の54位から4位順位を下げ、韓国や台湾を下回った。

最下位の156位は、内戦状態の続く南スーダンだった。

報告書は、各国の「GDP(国内総生産)」や「社会支援」、「健康寿命」などを数値化して順位をつけたもので、日本は「健康寿命」は上位だったものの、「社会支援」や「他者への寛容さ」で数値が低い結果となった。

出展:https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190321-00414650-fnn-int

・・・とのこと。

大半の国民が安全且つ平和に衛生的で幸せな生活を送っているはずの日本・・・どうして順位がこんなに低いのでしょうか?

この記事ではこれまでの順位の推移と日本のランクがあがるためには、政府が何をしなければならないか?・・・上の記事では端折られたことを解説したいと思います。

1. 幸福度ランキングトップ10とそれ以外の主要国

2019年の幸福度ランキングトップ10とそれ以外の主要国は?

1.フィンランド

2.デンマーク

3.ノルウェイ

4.アイスランド

5.オランダ

6. スイス

7.スウェーデン

8. ニュージーランド

9.カナダ

10.オーストリア

 

・・・その他、11位にオーストラリア、13位にイスラエル、15位にイギリス、17位にドイツ、19位にアメリカ、24位にフランス、25位に台湾、30位スペイン、32位ブラジル、34位シンガポール、36位イタリア、52位タイ、54位韓国、58位にようやく日本、68位ロシア、69位フィリピン、80位マレーシア、92位インドネシア、93位中国、94位ベトナム・・・と当ブログ管理者の独断と偏見で主な国名を抜粋しました。

アジア勢は25位の台湾が最高。日本は失業者だらけのフランスやイタリアそして治安の悪いアメリカやブラジル、そしてお隣の韓国にさえ負けております。

一方で、トップ10にランクインしたのはいずれも北欧諸国です。

2. ランキングはどの様な基準で決まる?

Wikipediaによりますと、

データでは150以上の国や地域を対象としている。それぞれの国の幸福度は0~10の値からなる各個人の回答の数値の平均値である。

説明変数、は(1)人口あたりGDP(対数)、(2)社会的支援(困ったときに頼ることができる親戚や友人がいるか)、(3)健康寿命、(4)人生の選択の自由度(人生で何をするかの選択の自由に満足しているか)、(5)寛容さ(過去1か月の間にチャリティ等に寄付をしたことがあるか)、(6)腐敗の認識(不満・悲しみ・怒りの少なさ、社会・政府に腐敗が蔓延していないか)の6つであり、回帰分析で得られるこれらの説明変数の幸福度に対する寄与が与えられている。

出展:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E5%BA%A6%E5%A0%B1%E5%91%8A

・・・と言った6つの判断基準で決まるそうです。

3. なぜ北欧諸国のランクが上位なのか?

北欧諸国は社会保障が手厚く、質の高い教育をしていることで知られています。男女格差を縮める取り組みにも積極的ですし、政治家が特権乱用することも少ないですし政情も安定しています。

困った人や社会的弱者を助けるためのチャリティ活動も活発ですし、日本の様に少子化で人口現象に悩んでいたりしません。

・・・これらの理由を考えると自ずから北欧諸国が上位に占める理由が良くわかります。

4. 日本のこれまでのランキング推移

2012年 45位
2013年 43位
2014年 不明(確認できませんでした。)
2015年 46位
2016年 53位
2017年 51位
2018年 54位
2019年 58位

・・・とコンスタントに40位台から50位台をうろちょろしています。

インバウンドの旅行客で外国人だらけの現状からは想像が難しいくらいランキングが高くありません。

これには明確な理由があります。国策および伝統的な価値観を根本的に否定することにもつながりかねない理由の数々ですが、以下解説いたします。

5. 日本のランクが低い理由

日本の下記各説明変数は他と比べていかがでしょうか?

(1)人口あたりGDP(対数)

日本の経済はアベノミクスで安倍政権が主張しているくらい良い状態にはありませんが、現在でも日本はアメリカ、中国に次ぐ第3位の経済大国であります。庶民の懐は貧しいかも知れませんが、食べ物が無くて飢えて死ぬ・・・みたいなことは滅多におこりませんので比較的豊かと言っても良いでしょう。

(2)社会的支援(困ったときに頼ることができる親戚や友人がいるか)

競争社会・学歴社会・資本主義の弊害で人々が昔と比べると不親切になっている様な漢字がありますが、それ以外にも少子化の永今日でそもそも親戚が少なかったりして困った時に頼る人がいない人も少なくないのが問題です。

もっと子供がたくさん生まれて育てやすい環境の構築が急務です。

(3)健康寿命

現在も世界一の平均寿命を誇っておりますのでこれはダントツで一位でしょう。

(4)人生の選択の自由度(人生で何をするかの選択の自由に満足しているか)

日本の場合、一旦就職するとその会社で定年まで働き続ける終身雇用制度が定着しています。企業カルチャーに合えば良いですが、合わなければ地獄ですので、更に流動性が高い転職市場になる様に人々の考え方を変えることが必要です。

また、一旦非正規社員になってしまうと挽回ができない社会であることも改善が必要です。

(5)寛容さ(過去1か月の間にチャリティ等に寄付をしたことがあるか)

寄付の文化が定着していません。これは欧米諸国だと寄付金額が課税額から免除され優遇されるからあちらでは定着しています。

行政は可及的速やかに寄付金を非課税扱いにする法律の施行をすべきでしょう。

(6)腐敗の認識(不満・悲しみ・怒りの少なさ、社会・政府に腐敗が蔓延していないか)

政治家の腐敗、不信感はどこの国においても共通の話題ですが、こと日本においては2世・3世の代議士が親・先祖の地盤を引き継いでのさばっていることも少なくありません。

公平な選挙がなされる様に制度の整備が必要です。

6. ネットの声

 

 

・・・とネガティブなご意見が目立ちました。

7. まとめ

日本は先進主要国G7の中でも最低のランキングですが、国のシステムそのものを改善できるくらい強烈なリーダーシップを取り尽力する政治家の出現が望まれます。

一方で、我々、国民の一人一人も住み良い世の中になる様に意識改革が必要に思われます。

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