粟田貴也(あわたたかや)丸亀製麺社長Wiki・トリドールがユニークで面白い!

坂上忍さんと指原莉乃さんの人気番組「つぶれない店SP」に丸亀製麺の粟田社長が出演されます。

お金のプロ・岸先生が出題!つぶれない社長クイズ!

注目の敏腕経営者をスタジオに招き、つぶれない秘訣をクイズで解き明かす人気コーナー!
今夜は、「丸亀製麺」を運営するトリドールホールディングスの粟田貴也社長が出演!
年間売り上げ903億円は業界でダントツ1位!
2000年の創業ながら多い年は3日に1店舗のペースで出店し、
日本のみならず海外にも出店している「丸亀製麺」。
なぜそこまで人気なのか!? その秘密を徹底解説!!

出展:https://www.tbs.co.jp/tsuburenai-mise/

丸亀製麺のことを知っている人はたくさんおられることでしょうが、粟田社長のことをご存知ない方は多いのではないでしょうか?

調べてみると非常に興味深い人物で、また、経営される企業もユニークでおもしろいものでした。

この記事では、丸亀製麺を運営するトリドールホールディングスと粟田社長に焦点をあててみましたのでどうぞ。

1. 粟田社長の経歴

出展:https://www.nikkei.com/article/DGXLASJB29H17_Z20C15A5AA1P00/

粟田貴也(あわたたかや)氏は1961年10月28日、兵庫県神戸市出身の57歳。

父親が警察官の家族にお生れになられました。

生後直ぐに加古川市に移られそこで育たれていますが、中学1年生の時に父親をくも膜下出血で亡くされ以降は病弱なお母様がパートで生計を立てながら遺族年金で食いつなぐ貧しい生活の中で2歳上のお兄様と一緒にたくましく育たれています。

その当時はひもじくて「お腹いっぱい食べられる生活をしたい」とずっと思われていたそうです。

そして地元の名門高校、兵庫県立加古川東高等学校に進学後は家計を助けるため、工場や建設現場で日雇いの仕事をしながらも優秀な成績で卒業され、神戸市立外国語大学に進学されています。

大学に入ってからは、アルバイトでケーキ屋に勤められますが、そこで店主と意気投合し「会話によって生まれるお客さんの笑顔がうれしかった」・・・と生まれて初めて仕事の楽しさを知ったそうです。

そこで起業を意識され、開業資金を貯める為に、佐川急便にセールスドライバーとして勤務し、約1年で500万円ほどをためて、大学を中退し焼鳥居酒屋「トリドール三番館」を創業されています。

赤提灯風の居酒屋を経営、当初は3つのお店くらいは持ちたいということで3番館と名付けられたそうですが、お客様が来ず本当に苦しかったそうです。

そこで試行錯誤し接客に力を入れた結果事業が軌道に乗り始めました(後述)。

その後は、

  • 焼きそば専門店「長田本庄軒」
  • 極細醤油ラーメン専門店「丸醤屋」
  • 自家製ゆでたて生麺ミートスパゲッティレストラン「神戸元町グリル三番館
  • 麺専門店「麺屋通り」
  • ファミリー層を顧客としてターゲットにした釜飯と焼き鳥の「とりどーる」

・・・と様々な食事を提供するお店を同一商圏で展開するシナジー効果を経営方針として事業拡大に励んでおられましたが、鳥インフルエンザ発生を機にセルフ讃岐うどんチェーンの「丸亀製麺」を創業しそちらに経営資源を集中させることで2006年に東京証券取引ところマザーズ市場に上場され、2008年に東京証券取引所第一部に上場と同社を大きく成長させておられます。

家族は2男1女の5人家族。 高校の時の同級生と結婚して以後30年間連れ添っておられます。

2. 粟田社長の思想

成功する社長さんは常識人(一般的なサラリーマン)とは異なる考え方をされているのでしょうか?

気になる点を抜粋してみました。

(1)粟田社長の座右の銘

「信じる処に道が開ける」

何も無いところからスタートして会社を大きく成長することに成功されましたが、当初は苦労の連続で収入が無く苦しまれました。

結果がでないと直ぐに諦めてしまう方が少なくありませんが、やり通すことの大切さをおっしゃっています。

 

(2)大切にしている3つの基本方針と3つの事業の心

飲食業のお店を運営する上で粟田社長が大切にされている基本方針が以下の3点です。

  • 幅広い層に訴える「大衆性」
  • 時代に左右されない「普遍性」
  • 日常使いの「地域1番店」

着飾って行く必要が無い、気軽に入れるお店で地元に密着し流行り廃りの無いお店を目指されたのですね。

吉野家の牛丼、中華料理の王将・・・なんかがブログ運営者にとって最初に思い当たるチェーン店ですね。

これらは生活に密着しているお店ですし、「今日はこのお店に行って食べるぞ・・・」と気負って行く必要がありませんものね。

つっかけを履いて気軽に食べに行ける大衆的なお店を目指されたのでしょう。

 

そして、躍進を遂げた「丸亀製麺」で大切にされたのが以下の3つの心。

  • できたて
  • 手作り
  • 臨場感

粟田社長が「絶対に変えない」と言い切られる事業の心だそうです。

食事は作りたてのものが美味しいですし、加工品に熱を加えただけのものよりも素材に手を加えたものが美味しいですよね?

そして、白けた環境よりも活気がある食事処で食べた方が気分がよいですし、料理を作っている姿が見えたら安心できますし、料理人が手渡しで作ったものを食べられると心に響きますよね?納得です。

 

(3)家族への感謝を忘れない

家族への感謝を忘れない
2男1女の5人家族です。今は妻と次男の3人で暮らしています。海外出張などせわしない日々が続いていますが、仕事が終われば自宅に直帰すると決めています。家庭を第一に息子2人を育ててくれた両親を尊敬する思いと、幼なじみで30年私の夢に付き合ってくれている妻への感謝の気持ちからです。
私は何度も失敗し、周囲に助けられながらどうにか事業を拡大できました。まだまだ道半ばですが、社会に貢献できているかなと自負しているのは雇用です。トリドールで働くパートは約2万人。私の母もパートで家族を支えてくれました。「1店開けば数十人の雇用が生まれる」。毎日、自分に言い聞かせています。

出展:https://www.nikkei.com/article/DGXLASJB29H17_Z20C15A5AA1P00/

自分が今あるのも周囲のサポートがあるからだと感謝して生活なさっておられます。

普段周囲にいる華族の存在を忘れてぞんざいに扱ってしまうことが少なく無いブログ運営者ですが、自戒してこの考え方を実践したいと思いました。

(4)その他粟田貴也社長が大切にしている考え方

 

リーダーたちの名言DBから気になる粟田貴也社長が大切にしている考え方を一部抜粋しました。

出展:https://systemincome.com/tag/%E7%B2%9F%E7%94%B0%E8%B2%B4%E4%B9%9F/

  • よそはキッチンを見せることをリスクだと考えていますが、うちは全部見せることでお客様に喜んでいただく店。
  • 多店舗展開は、時間とコストをかけた教育をずっと続けているということに尽きます。
  • (6年で規模を5倍にしないと達成できない目標を立てたのは)別に根拠があるわけでなく、実現できそうもない目標を持つことで、自分たちの行動スタイルを変えていける。一瞬破天荒に聞こえるけれど、今のままではだめだというスタートになる。今を肯定しないことが大事です。
  • 他産業には手の届かない巨人がいる。ところが外食にはそれがない。やりようによっては自分たちもかなりのところにいけるのではないだろうか。
  • 「店前交通」「居住人口」「物件の見え方」の3つが整っていればこれまでの経験則からも勝算は十分ある。
  • 心は折れやすいものだし、沈み込んでなかなか起き上がれないこともあるでしょう。でも、ひとつの道がダメであっても、別の道もあるはず。最初から狙いどおりの人生なんてあり得ないし、もがいているうちに、予期せぬところに光が見出せたりするものです。
  • 一番よくないのは、驕ることです。人は何かを成し遂げたと思った瞬間、守りに入ってしまいます。自分の地位や名声を守ることを考えてしまっては、それより上にはいけません。ですから、うまくいっているときにも慢心しないこと。そのためにも、高い目標をもつことが大事なのです。100倍の目標をもてば、いまの自分がちっぽけだと思うじゃないですか。それに向かって無心に頑張ろうと思えるのです。
  • よく神頼みといいますが、神様に祈るよりも自分に祈ったほうがもっといい。人に相談するより、自分で決めるしかないと腹を括ることで、行動体系が変わってきました。
  • 何か新しい挑戦をするときに、入念に調査や下調べをしなければ進めないという人もいると思いますが、私はそうではなくて、とにかくやり始めてしまい、何かあればそのときに考えればいい、というふうに進んできました。世の中にはさまざまな情報があり、否定的要素もたくさんあります。人に相談すればするほど、ネガティブな情報に触れて臆病になってしまう。「世の中そんなに甘くない」と、やってみもしないうちからいわれることもあります。しかし、優れた知恵も経験もない人間が成功したいと思ったら、大胆に行動してみて、トライ&エラーを繰り返すしかないんです。
  • 危機に関しては、予測はまったくできていませんでしたから、危機に直面して初めて打開策を考えてきました。それでも切り抜けてこられたのは、柔軟な発想で次々にトライ&エラーを繰り返してきたからです。これがダメなら次はこれだ、と次々に試していくマインドはもっていますから。
  • うどん事業も最初からうまくいったわけではなく、最初はフードコートに出店することに鉱脈を見出しました。ところが、これでいけると思った矢先に、今度は都市改正法で大きなショッピングモールの建築ができなくなった。仕方がないので、ロードサイドの店舗を自分たちで開発して、今日のスタイルに到達したのです。最初から自信をもってやったことなんて何もないのです。
  • 先見の明があったわけではないですよ。いまになって、「鳥インフルエンザをきっかけに事業の軸を焼き鳥からうどんに移した」ということを話すと、すごい決断だと思われるかもしれません。しかし実は、「次はうどんだ!」と即断したわけではなく、この時期にはさまざまな試行錯誤をして、数々の失敗をしてきました。やりながらたまたま「これならいけるかも」と確信をもつことができたのがうどんだった。
  • 起業当時は、めげることのほうが多かったですよ。自分には店をもつなんて無理なのかな、という思いも去来しました。まだ若く、商売に精通していたわけではなかったので、狙って正解が出せるなんてことはあり得ません。模索して、あれもこれもと試していくなかで結果が出てきたという感じです。また起業してしばらくは資金繰りなども苦しく、借入先ばかりが増え、明日への不安がつねにありました。飛躍のきっかけになったのは、当時まだ地方では珍しかった、女性向けの焼鳥店を出店したことです。これがお陰様で繁盛しました。
  • 起業に際して大学を中退し、佐川急使のセールスドライバーとして開業資金を貯めたのですが、大学を辞めるときはかなり勇気が要りました。「この道で生きていくのだ」と決意し、退路を断って自分を追い込んだわけです。追い込まなければ、その先の夢にたどり着けない状況でしたから。
  • イメージトレーニングは、何でもいいと思いますよ。尊敬する人がいたら、その人の本を読んで、自分もこうなりたいと考える。その人と同じブランドのスーツを買ってみるとか、形から真似するのでもいい。飛行機に乗っているとき、「これはプライベートジェットだ」と想像したっていい(笑)。人からバカだといわれそうなことでもいいんです。
  • 経営の話でいえば、イメージトレーニングで数字を頭にインプットするんです。「前年比何パーセント」といった複雑な数字ではなく、何年後に年商いくら、という単純な数字をつねにイメージしておく。それを自分に言い聞かせる。それだけでは何も生まれませんが、心をポジティブに転じさせるには十分です。
  • モスクワでも大行列ができています。やはりお客様の視線は、大きな釜の湯気や麺を打つ料理人の姿に目を奪われています。人の本能に関しては世界共通だと思いました。
  • 外食チェーンは優れた調理人を必要とせず、属人性を否定することによって展開してきた。私たちは旧来の外食チェーンをもう一度否定した。だから店員に惜しみなくノウハウを提供しますし、長く続けているパートさんの中には、すぐにでもうどん屋を出せるという人もいますよ。
  • ゆでる工程だけを1週間みっちり練習すると、その工程においてはプロになれるんです。10の工程があれば、10人の「細かなプロ」を育てるという方式です。
  • 想定しない外的環境の変化や、成長するための施策で一時はやむなく足を止めることもある。これを対前年比だけをとらえて「成長に陰り」といわれるのは厳しい。安定的に利益を出していることにも注目してほしい。
  • 海外で成功している日本の外食はいない。僕の言う成功は、日本メーカーのように海外で収益を生み、収益構造の上でも海外事業がある程度のボリュームを持つ会社。丸亀製麺を全世界に広げていく。国ごとの食習慣に合わせてローカライズしながら、丸亀ブランドを拡充していく。
  • 原動力は危機感と野心。外食産業は外的環境に影響を多く受けます。その中で生きていくには、日本国内にとどまっていいのかとか、丸亀製麺という事業体に固執していていいのか、常に考えています。そこで新業態を開発し、海外に活動拠点をつくっている。これはリスクヘッジです。野心という観点でいうと、外食にはガリバーがいない。やりようによっては自分たちもかなりのところにいけるんじゃなかろうかと。そして海外で成功している日本の外食はないということも、我々の夢をかき立てています。

 

・・・とこれ以外にもたくさんの名言や経営哲学が書かれてありましたが、特に気になったユニークな考え方と経営者として参考になるものだけを抜粋しました。

これらを読んで特に印象に残ったことが、

  • 柔軟におかれた状況に対処することの大切さ
  • 大衆とは異なる考え方を徹底すること
  • やりきることの大切さ
  • 日本食を海外に輸出することに真剣であること

・・・の4点です。

大変勉強になりました。ありがたく参考にさせていただきたく思います。

また、海外戦略も聞くと面白いですよ。

3. トリドールホールディングスが変わってて面白い!

トリドールホールディングスのことを調べれば調べるほど興味を持ちました。

(1)名前の由来

トリドールは粟田社長が焼き鳥屋さんで最初事業をスタートしたことから「トリ(鶏)」「ドール(取る)」なんですね。

こうゆう由来って調べてみると面白いですよ。 タイヤのブリヂストンとか(創業者が鳩山元総理大臣のおじいさんの石橋正二郎さんだから)、精密機器のオムロンとか(会社が昔、京都の御室【おむろ】にあったから)。

ちなみに丸亀製麺は粟田社長のお父様が香川県の讃岐地方出身だから、そこの名物を全国展開されることになったのだそうですけれども、丸亀製麺自体が香川県から撤退せざるを得なくなった(事業スタイルが地域に受け入れられなかったから)というのも興味深いですね。

(2)会社概要

本社は兵庫県神戸市中央区小野柄通7-1-1 日本生命三宮駅前ビル11F・・・にあり、支店が東京にあります。

そして事業規模ですが、2017年3月期で、

資本金 39億95百万円
売上高 連結1,017億79百万円
純資産 連結342億3百万円
総資産 連結640億11百万円
従業員数 連結1,077人、単体167人

・・・です。 これ、正社員だけでアルバイトを含めていないのか?は不明です。

 

(3)入社式が変わっていて面白い

ハワイで入社式なんかやられたら、一生会社に忠誠を尽くしてしまいたくなります。

アメリカから帰国して愛知県の刈谷市で入社式を迎え、海外営業で採用されたはずなのにずっと愛知県からでられなかったブログ管理人からすると、「トリドールに入社したかった・・・orz」と泣きたいくらいの気持ちになりました。

 

ファッションショーみたいな入社式ってユニークですね。こういう遊び心って大事だと思います。

自身の入社式の時は軍隊に入るみたいな儀式で本当に嫌だった思い出が・・・(←しつこい)

 

(4)丸亀製麺の裏メニュー

関西の番組で特集されていました。

 

こちらは個人の動画です。こういう食べ方もあり・・・?なのかな・・・?と考えさせられました。

ちょっと私は勇気が無いので真似できそうにありません。

(5)世界中で人気の丸亀製麺

台湾で丸亀製麺は人気です。

 

ハワイでは大人気でたくさんの方が訪問されています。

 

まさかロシア語の動画を見つけるとは思いませんでした。

 

4. ネットの声

 

5. まとめ

ブログ管理人はコスト重視なのではなまるうどん派でしたが、丸亀製麺・・・ちょっと高いけど行ってみるか・・・という気持ちにさせる動画・記事の数々・・・。

実に行ってみたい・・・そして世界中の丸亀で食べてみたい。

また、この会社はユニークで楽しそう・・・新卒なら働いてみるのもありかも・・・そう思いました。

あなたも連休中に丸亀うどん・・・いかがでしょうか?

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