オーストラリアで初めての飛行訓練中に教官が気を失い一人で機体を着陸し生還を果たしたマックス・シルベスター氏のことが話題になっています。
豪男性、初の飛行訓練で単独着陸に成功 教官が上空で失神
豪西部パースの中心部（2005年7月31日撮影、資料写真）。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP＝時事】オーストラリア西部パース（Perth）で先月31日、2人乗り飛行機に搭乗していた教官が飛行中に気を失い、初めての飛行訓練に挑戦していた男性が、一人で機体を着陸させることを余儀なくされたものの無事成功した。
素晴らしい着陸を成功させたのは年齢が30歳ほどというマックス・シルベスター（Max Sylvester）さん。地上から妻と3人の子どもが見守る中、航空管制官からの指示に従い、無事にセスナ（Cessna）機をジャンダコット（Jandakot）空港に着陸させた。
シルベスターさんは、自分の肩にもたれかかった指導員の意識が戻らないため、高度1900メートルからパニック状態で救難信号を発信。
録音された交信では、パースの管制官が差し迫った様子で「どうやって飛行機を操縦するか分かるか」と尋ねると、シルベスターさんは「今回が初めての訓練だ」と答え、自身で飛行機を着陸させたことは一度もないと付け加えた。
目の前にある任務の重大さを認識した管制官は、「まず第一にすべきことは、確実に両翼を水平に保つことだ」と応答。シルベスターさんに高度を維持し、土地勘を得て気を落ち着かせるため、滑走路の上空を一度通過してみるよう指示を出した。
さらに管制官はシルベスターさんに、「本当に緊張する状況だということは分かっている。だが君は本当にうまくやっている」「君はすごいことをやろうとしているし、君が地上に着陸するのをわれわれも助けるからな」と声を掛けた。
約20分後に飛行機は、心臓が止まるほど機体を揺らしながら無事着陸。
管制官は「やったな、友よ！」と叫び「よくやった。すごかった！」と続けた。
着陸後、教官は病院に搬送された。容体は安定しているという。
シルベスターさんは、教官の勤務先である飛行訓練学校「エア・オーストラリア・インターナショナル（Air Australia International）」から「初単独飛行証明書」を授与された。【翻訳編集】 AFPBB News
出展：https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00000036-jij_afp-int
1.事件が発生した場所
事故が発生したのはオーストラリア南西部のパースからほど近いジャンダコット空港の上空1,900Mでした。
1963年に開港したこちらの空港はオーストラリア国内で最も発着回数が多い民間空港です。
2011年には年間25万回い状の発着回数を記録しております。
900人の従業員が働くこの施設では、10の航空学校が一般人の飛行訓練を行なっており、３つの飛行クラブに加えて、プライベート機の発着管理にプロペラ型とジェット機両方のメンテナンス施設が存在する本格的な空港です。
そしてここでは、年間を通じて、訓練生とビジネス用途以外に、航空撮影用機材、地形調査用機材、広告用機材など多種多様な航空機が発着を繰り返しています。
空港は元々あまり開発がなされていない農業用地に作り上げられましたが、現在は周囲が発展し、住宅に囲まれています。
その為、今回の様な出来事が発生すると、一般人を巻き込んだ事件につながるので事故発生当時は機体の動向が大変注目されていました。
2. シルベスター氏が着陸に成功する瞬間の映像
シルベスター氏は二人乗りのプロペラ型セスナ機にて初めての飛行訓練を受けていました。
教官が気を失ってしまい、シルベスター氏がパニックになるものの管制官の係員とコミュニケーションを取りながら、上手に機体を着陸するのに成功させている様子が以下の映像からご確認いただけます。
3. ネットの声
オーストラリア西部パースで先月31日、2人乗り飛行機に搭乗していた教官が飛行中に気を失い、初めての飛行訓練に挑戦していた… https://t.co/vTALE6Z2cl
— AFPBB News (@afpbbcom) September 2, 2019
— runa (@0327Runa0809) September 2, 2019
初飛行で単独飛行で緊急着陸だって。ひぇ～だよね。
「モルモット＊トゥルースの視点」更新https://t.co/3yUZG2Lgbc pic.twitter.com/FI5c9IkrJ6— Truth (@TruthThePiggie) September 1, 2019
別事案ですが、
飛行機訓練のとき離陸して1分でエンジンにラフが出て急遽逆旋回して米軍基地の真上通過してエマージェンシー着陸させたことがある、、
そのあと別の機種に乗り換えて旧海軍基地で連続タッチアンドゴー訓練になって楽しかったエマージェンシー思い出(^_^;)
↓https://t.co/C6R9PgQlkf— DAISHI DANCE (@daishidance7) September 3, 2019
— Vimmer@kobe.hyogo.jp (@kusshie1) September 3, 2019
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— Asterisk⭐News💫相互フォロー (@populus1q3) September 2, 2019
それはパニくるよ、初の飛行訓練者と誘導した管制官に拍手👏。…失神した教官は大丈夫だったのだろうか？
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— CocoTubameiP (@CocoTubameiP) September 3, 2019
4. まとめ
初めての飛行訓練で同乗の教官が失神してしまわれるとパニックになりますよね。
緊迫した様子が映像からもよくわかりました。
管制官の誘導に従い、上手に機体を着陸することに成功したマックスさん。
不安と戦いながらの着陸作業だったと思われますが、本当に上手でした。
飛行学校が初単独飛行証明書を発行した・・・というのには思わず笑いがこみあげましたが、本当に無事で良かったです。
